【レストラン】 これで安心! イタリアのレストラン チップやメニューetc… 知っておきたい10のこと

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イタリアでレストランに行くのは、最初の頃はなかなかドキドキだった私。「チップは必要なの?」「なんで頼んでないのにパンが出てくるの?」などなど。私の経験を踏まえて、ここでは、日本とは違うイタリアのレストランの知っておきたい10の事を紹介します。

1. メニューの構成は?

ここではイタリアのレストランのメニューの構成について解説します!基本的にイタリアでは下の通りに構成されます

Antipasti→Primo piatto→ Secondo piatto→ Dolce→ Caffè

+ドリンク、水、パンが最初に出されます

Antipasti アンティパスティ

Antipastiは前菜のこと。生ハムの盛り合わせなどがあります。メインの料理の前に何か少し食べたい時に注文します。必要がなければ、何も注文しなくても大丈夫です。

Primo piatto プリモ・ピアット

主にパスタやリゾットのことです。炭水化物系です。基本的にこれだけで1人前の分量があります。(ラヴィオリというパスタだけは、もともと量が少なめです)

Secondo Piatto セコンド・ピアット

メインディッシュのことを指します。お肉やお魚料理のことです。フルコースであれば、パスタなどのプリモ・ピアットの次に、このセコンド・ピアットの中から一皿選びます。もちろんプリモ・ピアットを選ばずにセコンド・ピアットを頼んでも大丈夫です。

イタリアのレストランは基本的に量が多いので、プリモ・ピアットまたはセコンド・ピアットのどちらかだけでも普通に1人前あります。(場合によっては日本の1人前よりもちょっと多かったりします。)レストランのマナーの面から見ても、プリモ・ピアットかセコンド・ピアットのどちらかだけを頼んでも問題はありません!私はよくプリモ・ピアット(またはセコンド・ピアット)だけ頼んだり、友達と大勢でレストランに行くときは、アンティパストをみんなでシェアしたりしていました。

2. お水は有料!スパークリングor普通のお水か選ぼう

席に着くとまず始めに、お水がいるかどうか聞かれます。「フリッザンテ」「ガッサータ」(炭酸水)「ナトゥラーレ」(炭酸でない普通のお水)のどちらがいいかを聞かれるので、好みの方を選びましょう。また、日本と違い、お水は無料ではありません。大きさにもよりますが、大体1ユーロから3ユーロほどです。

3. パンが必ず付いてくる!

お水と一緒、またはその後すぐにパンが出てきます。このパンは無料です。お代わりをすることもできます。パンの代わりにフォカッチャやグリッシーニ(細長いクラッカーのようなもの)が出てきたり、レストランによっては数種類のパンの盛り合わせが出てきたりと様々です。

4. サラダはサイドというよりも…

サラダはすごく大きく量も多いため、一食分になり得ます。特に夏場のランチはサラダだけ頼む人も多く見られます。イタリアのレストランは基本的にパンが必ず付いてくるため、サラダとこの付いてきたパンでランチをすませる人が多いのです。したがって、日本の感覚で、パスタとサラダを両方頼むと食べきれなかったりします。少食な人や、あまりお腹が空いていないときにおすすめなのは、パスタorピザとサラダをそれぞれひとつずつ頼み、2人でシェアすることです。

5. 食後にカプチーノは…飲みません

イタリア人にとって、カプチーノは朝食で飲むもの。ミルクは重いものとして考えられるため、食後のコーヒーはエスプレッソか、ミルクが少量入ったカッフェ・マキアートが定番です。

6. お会計はテーブルで!

ほとんどがテーブル会計です。食事が終わったら”Il conto, per favore.”(イル・コント・ペルファボーレ)と言って、テーブルでそのまま待ちましょう。

7. チップは払わなくて大丈夫!

基本的にイタリアのレストランではサービス料は含まれています。レシートに書かれているCoperto(コペルト)がサービス料です。(大体一人あたり2〜5ユーロほど)したがって、お会計の後に小銭を置いて行ったり、アメリカなどであるような、クレジット払いの時にチップの額を記入することもありません。ちなみにコペルトは景色が良いレストランや、ラグジュアリーなレストランほど高く設定されています。ミラノやローマなどの観光地にある、あからさまに観光客を狙ったレストランでは、コペルトが高く設定されているところもあります。気になる人は、メニューに書いてあるのでチェックして。

8. オステリア、トラットリア…レストランにも種類がある

イタリアはレストランの呼び方が大きく3種類あります。:レストラン、オステリア、トラットリア。レストランが一番格が高いとされ、トラットリアは、家庭料理が食べられるような気軽に入れるところを指します。

9. ドゥオモの近くのレストランは△(観光客向けが多い…!ミラノでは)

ミラノ大聖堂(ドゥオモ)やナヴィリオ運河周辺のレストランのほとんどは、観光客をターゲットにしたところが多いです。なかなか美味しいレストランを見つけるのは、(知り合いのおすすめなどでない限り)至難の業。値段も少し高く設定されています。私のおすすめは、Porta Romanaポルタ・ロマーナPorta Veneziaポルタ・ヴェネツィアなどの少しドゥオモから離れたエリア。ここでは地元の人が行くレストランが沢山あり、値段もお手頃な上、味も格段に良いです。

10. ディナータイムのピークは20:00ごろ

イタリア人、スタートがとても遅いんです。レストランが混み始めるのは大体20:00ごろから。(南イタリアはさらに遅くて21:00くらいだったり!)レストラン自体も19:00からオープンのところが多いです。逆にいうと、人気のレストランでも19時ごろの早い時間帯に行くと、入れる可能性が高いです。

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