スペインからほど近い、南フランス・バスク地方の街ビアリッツ(Biarritz)。パリから電車で4時間ほどのところにあります。人口24,000人余りの小さい街ですが、海岸の街だけあって、夏のバカンスシーズンは活気が溢れます!フランス国内はもちろん、世界中から沢山の人がビアリッツを訪れます。
まだ日本ではあまり知られていない街ですが、魅力がいっぱい詰まったビアリッツ。私の旅での体験談をもとに、今回はビアリッツで是非やりたいこと6つを紹介します。
1 サーフィン
ビアリッツといえば、サーフィン!と言うくらい、ビアリッツはサーフィンの街として知られています。ビアリッツに来たからにはぜひサーフィンをやってみなくては!と思い、わたしも初めてビアリッツでサーフィンを体験しました。
ビアリッツにはサーフスクールが数多くあり、初心者でも簡単にクラスを受講することができます。
毎日クラスがあり、1クラス2時間ほどなので、気軽に参加することができます。
事前に予約をしておくのが安心です。(ちなみに、わたしはビアリッツに到着してから予約しました。クラスの前日でも予約ができます)
ネットで簡単に予約をすることができます。
ビアリッツのサーフスクールを、一覧でチェックできる予約サイト
https://www.checkyeti.com/en/surfing/france/biarritz/surfing-windsurfing-kitesurfing
また、ビーチにもスクールのスタンドが並んでいるので、直接聞いてみるのもいいかもしれません。スクールの前にあるスタンドにも予約のウェブサイトが記載されているので、そこから直接スクールの予約をすることができます。
プラージュ・ドゥ・コート・デ・バスク (Plage de la Côte des Basques, ”バスク海岸ビーチ”という意味) には、6スクールくらいまとめて並んでいました。値段やレッスン内容はそれほど変わらないように見えました。
例えば、どのスクールも2時間のグループレッスンで45ユーロ(7月と8月以外はローシーズンのため40ユーロ)でした。
クラスの開始時間は、海の干潮の時刻によって左右される為、毎日異なります。
開始時間は前日にメールで知らされます。コート・デ・バスク・ビーチで行われるクラスは夕方が多いようです。
わたしはLa Vague Basqueというスクールのクラスを受講しました!
わたしが受けた際は、16:45からの約2時間のクラスでした。
先生がとても楽しく、ボードの扱い方やボードに乗る姿勢から教えてくれました。今までボディボードすらやったことのなかった私ですが、不安になることなく楽しんでできました。
わたしの他に、女の子たちが6人で、全員で7人のクラスでした。わたし以外は全員フランス人でしたが、先生が英語でも丁寧に解説してくれたので安心して受けることができました!
La Vague Basque
2 ビーチでのんびりする
もちろんサーフィンをしなくても、日向ぼっこをしてビアリッツのビーチを楽しむこともできます。ビアリッツのビーチはとても広いので、周りの人と間隔を十分に取ることができるので、リラックスできます。
ビアリッツの2大ビーチはプラージュ・ドゥ・コート・デ・バスク (Plage de la Côte des Basques, ”バスク海岸ビーチ”という意味)とグランド・プラージュ(Grande Plage, ”大きなビーチ”という意味)です。
コート・デ・バスク・ビーチは一段と広いです。干潮の前後約2時間のみビーチが現れます。私が行った8月下旬は、15:00から19:00くらいまでビーチを楽しむことができました。
午前中にビーチに行きたい場合は、グランド・プラージュへ!コート・デ・バスク・ビーチよりも規模は小さいですが、とても綺麗なビーチで、ここなら朝からビーチを楽しむことができます!近くにはカフェやレストランが沢山あります。
それぞれのビーチは歩いて15分ほどの距離にあるので、1日に両方のビーチを楽しむことができます。
ちなみに、どちらのビーチにもパラソルやサンベッドは無いため、ビーチタオルなどの敷物を持っていくのがオススメです。
3 夕日を見る
夕日を見るなら、コート・デ・バスク・ビーチへ。オススメは日の入り時刻の30分前にビーチに行くこと。私が行ったときは、日の入りが21時ちょうどだったので、20:30からビーチにいたのですが、日が沈むまでの30分間、とっても綺麗なオレンジ色の空を楽しむことができました。
また、コート・デ・バスク・ビーチの目の前にある、バーのCARLOSでは、夕日を見ながらおしゃれなカクテルをたのしむことができます。
CARLOS カルロス
7 Boulevard du Prince de Galles, 64200 Biarritz
4 モダンなレストランで食事
ビアリッツで大人気のレストランに行くなら、カルー (Carøe)とエポック (Epoq) がオススメ!
カルーはデンマークの雰囲気をミックスしたフィッシュバーで、タパスのような小皿料理をシェアするスタイルです。とても人気のあるレストランなので、予約をしていくのをお勧めします。
私はマスのグリル(Truite Laqée)とビーツのテリヤキ風(Betteraves Glacées Teriyaki)を頼みました!
マスはビアリッツで有名だそうで、こんがりグリルされたマスは皮まで丸ごと美味しくいただきました!
ビーツのテリヤキ風は、お店の方にオススメされたもので、こんなに美味しいビーツは食べたことない!と思うくらいでした。柔らかくてとろけるビーツと、バスク地方で有名な唐辛子が効いた甘辛いソースが絶妙でした。
モダンフレンチを楽しむことができるエポックは、日本や韓国をはじめとするエスニックフードからもインスパイアされた料理を楽しむことができます。
メニューには餃子やキムチ、味噌などの文字が並び、オーダーした時からどのような料理が運ばれてくるのかワクワクしました!
私は白マグロのカルパッチョと、ナスの味噌グリルをオーダーしました。
盛り付けがまずアートのように綺麗でした。さらにナスがメニューのメインディッシュの欄に書かれていたのに驚いたのですが、料理が運ばれてきたときに、野菜もメインディッシュになり得ると納得しました!
どちらの料理もとても美味しかったです。
Carøe カルー
予約はこちらから: http://www.caroe.fr/ja/
19:30-23:00 (ディナータイムのみの営業)
51 Rue Gambetta, 64200 Biarritz
Epoq エポック
12:00-14:00 (ランチタイム)19:30-22:00(ディナータイム)
11 Rue du Helder, 64200 Biarritz
5 バスク・スイーツを食べる
日本で大人気のバスクチーズケーキは、バスク地方にはありません。(笑)
本場バスクのケーキは、ガトー・バスク(Gateau Basque)というタルトのようなものです。味は、クリームが入ったものや(crème)、チェリー(cerise)、ナッツ(noisette)が定番のようで、マルシェやお菓子やさんでよく見かけました。
サイズは大きいホールから、おやつにパクッと食べられるような小さいサイズまであるので、気軽に試してみることができます。上の写真のものがマルシェで売られていた一番小さいサイズのガトーバスクで、1.6ユーロほどで買うことができます。
ガトー・バスクは、マルシェや、街のパティスリーで購入することができます。
ビアリッツで特に有名なパティスリーがメゾン・パリエス (Maison Pariès)。ここでは、ガトー・バスクを始め、バスク地方の有名なお菓子やチョコレートが販売されています。
また、ビアリッツの街の中心部にあるマルシェ (Marché de Biarritz)には、新鮮なフルーツや野菜、バスク地方の名産の生ハムやチーズなどがズラリと並んでいるので、ガトーバスクの他にも是非チェックしたいところ。屋外のマルシェには、可愛いカゴバッグやビーチに着て行けそうなワンピースなども並んでいました。マルシェは朝7:30から14:00まで営業しています。
Maison Pariès メゾン・パリエス
1 Place Bellevue, 64200 Biarritz
Marché de Biarritz マルシェ・ドゥ・ビアリッツ
Place Sobradiel, 64200 Biarritz
6 海の見えるカフェで朝ごはん
綺麗な海を目の前に、ゆっくりと朝食をとるのは、バカンスならではの楽しみの一つかもしれません。
ブルー・カフェ(Bleu Café)は、グラン・プラージュのすぐ目の前にあり、テラス席で海を眺めながらクロワッサンやバゲットなどのフランスの定番の朝食を楽しむことができます。天気がいい日には、沢山の人がこのカフェを訪れます。ある人は、友達と会話を楽しみながらだったり、またある人は新聞にじっくり目を通したり、それから家族とゆっくり朝食を楽しんだりなど、人それぞれにバカンスならではのゆとりのある朝を過ごします。
Bleu Café ブルー・カフェ
Quai de la Grande Plage, 64200 Biarritz
ビアリッツへのアクセス
パリ・モンパルナス駅(Paris Montparnasse)からビアリッツ駅(Biarritz)まで電車で4時間10分ほど。乗り換えなし。
ビアリッツ駅からバスで15分ほどで市内中心部へ。
市内中心部からビーチまでは徒歩5分から10分ほど。
電車の予約、切符の購入はこちらから:
Oui SNCFオフィシャルサイト(英語・フランス語)
ビアリッツをもっと楽しみたい方は、Vogue Parisのビデオもチェック!
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